2015.01.17 Saturday 10:33

世界銀行「フィリピンの貧困は1世代で解消」 World Bank: Philippines can end poverty within a generation

世界銀行が1月14日「近年の持続的な経済的成長が雇用と所得の増大に寄与している。それによってフィリピンは貧困を1世代で無くすことが出来る」と発表しました。

世界銀行は「2013年10月から2014年10月までの間で100万人以上の雇用を創出し、10年ぶりにフィリピンの失業率を6%という低い水準にすえました」

「フィリピンの人口の最下層の20%の人々もその他の階層の人々よりも圧倒的に早く成長に組み込まれています。政府の現金給付のプログラムも効果的にその最下層の多くの人々に恩恵をもたらしています」と報告書は述べています。

「いくつかの東南アジアの国々と比較してフィリピンはかなり高いレベルで貧困が高止まりしていました。それは過去何十年と続いた政府の汚職や台風などの自然災害に対する政府の脆弱性が起因している」とも述べています。

銀行の予想としては「本来は6.7パーセントの成長をする予想でしたが、今年は6.5パーセントの成長を確保すると思われます」という風に多少ダウンしています。「昨年、通年での成長率は6.4パーセントから6パーセントに下がる予定です。それは政府の財政支出が少なかったことと、農業生産が当初の予定より下がったことによります」とも述べています。


「高い成長が持続して、変革が加速することによって貧困が大幅に削減され、富の分配が多くの人にいきわたることになります。政府のデータは1億人の四分の一が18,935ペソ(1290ドル)以下の収入しかないことをしめしています」

「この6パーセントの成長が維持されれば、この成長が貧困をどんどん無くしていき、1世代の間に貧困を根絶することができる」とロフィール・ファン・デン・ブリンク世界銀行エコノミストは述べています。

「長期的に6パーセントの成長が続くと所得は10年以内に倍増、20年で5倍、30年で11倍に増大する」と報告書は述べています。しかしそれには徹底的に失業率を低くしていくというアプローチが必要です」

レポートはこうも述べています。「インフラの整備、保険や教育に関する投資の増大などの変更が必要不可欠であり、雇用創出を促進するために規制を簡素化し、より多くの投資を推奨するために財産権を保護する必要がある」

はたして、この6パーセントの成長が持続し、フィリピン政府が後戻りせず対処していくことができるでしょうか。現在のところはアキノ大統領のもとそこそこうまくいっていますが、2016年の次期大統領にも大きくかかわる問題になっていくことでしょう。

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2014.12.03 Wednesday 09:07

フィリピンはBPOビジネスの最適地!? Manila ranks 2nd most popular BPO destination

昨年、2013年2月にやはりこのBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)に関しての話題を取り上げたことがありますが、それから約2年。そのランキングはどうなったのでしょうか。

まずは前回の調査のランキングを見てみましょう。世界のトップ100の中のランキングです。
3位 マニラ
8位 セブ
 70位 ダバオ
 84位 ラグナ州サンタロサ
 93位 イロイロ
 94位 バコロド
 99位 バギオ

今回の調査の結果です。何と!マニラが3位から2位に躍進しています。しかもこのBPOビジネス、オルティガスに集中しています。ボニファシオやマカティに比べると家賃がそこそこ安く、平均で1平米625ペソです。

では順位を見てみましょう。
  2位 マニラ
  8位 セブ
69位 ダバオ
82位 ラグナ州サンタロサ
93位 イロイロ
95位 バコロド
99位 バギオ

ということでほとんで変わっていません。ここまでもてはやされているBPOが何故あまり変化していないのでしょうね。理由はいろいろとあると思いますが、今回は1位はバングラデッシュになったようです。上位7都市中6都市がインド勢で占められていたはずなんですけどね。

やはりこのところの新興国の躍進が凄まじいのでしょう。特にバングラデッシュの勢いはすごいものがありますね。このフィリピンの7都市の中ではもちろんマニラの勢いがすごいのですが、ダバオとサンタロサもなかなか善戦しています。

ダバオの市長はいろいろな意味で有名な方ですが、サンタロサの市長、ご存知ですか。若い美人の市長なんです。しかもやり手です。サンタロサの発展はこの市長のおかげと言ってもいいでしょう。2007年から市長を続けていますが、本当に精力的で企業誘致にも熱心だし、なかなかたいした市長です。

イロイロもバコロドもバギオも頑張ってほしいです。ただ問題はやはりインフラの問題ですね。今年の中盤で政府の公共事業に対する投資を増やすべきだとの提言が経済界からありましたが、残念ながらアキノ政権はこれを無視してしまいました。現在の経済の落ち込みも含めてインフラ、公共投資にもっとお金を使わないとちょっと大変なことにならないともかぎりません。

今年大3四半期のGDPの成長率は5.3%に減速しました。第1四半期が5.7%、第2四半期が6.4%と比べかなり落ち込んできました。過去3年の中でも1番悪い数字になっています。

フィリピンの成長率の鈍化は避けられないのか、それとも持ち直すのか今が正念場です。

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2014.01.10 Friday 14:52

フィリピン 2028年にGDP世界28位に

 英国のシンクタンクである経済経営センターが発表したところによると2028年にはフィリピンのGDP(名目国内総生産)が現在(2012年)の42位から28位に躍進すると発表しています。
現状ではアウトソーシング・ビジネスが圧倒的な強さを誇っていますが、これからは製造業にもかなり力がかかってくると思います。
コンピューターを介した英会話も活況を帯びています。ますますこうした産業は成長していくと思います。
2012年の名目GDPでは以下のような順位になっています。
1位 アメリカ
2位 中国
3位 日本
4位 ドイツ
5位 フランス
6位 イギリス
7位 ブラジル
8位 ロシア
9位 イタリア

そして10位インドとなっていますが、2028年には
1位 中国
2位 アメリカ
3位 インド
4位 日本
そうなんです、1位は中国になってしまうんですね。もっともそれまで今の中国が今の体制を維持できていればの話ですけどね。


そして現在10位のインドが日本を抜いて3位に浮上です。日本は惜しくも4位に甘んじることになります。
それにしてもフィリピンの42位から28位というのはかなりのものです。
フィリピンの産業といえば、漁業だったり、
農業だったわけですが、これにITビジネスやアウトソーシングといった新しいビジネスが発展しつつあります。
これからもフィリピンの発展に少しでも寄与できるように頑張りましょう。

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2014.01.07 Tuesday 22:36

2013年のフィリピン企業 やはり稼いでいますね

株価の勢いは多少止まったとはいえ、フィリピン企業は総じて好調のようです。2013年1月から9月の数字で見てみると、SMインベストメントグループが一番利益を挙げたようです。安定を保っているのがアヤラ・グループ。不動産から金融まで幅広く安定しています。

SMインベストメントグループと言えば、何といってもSMシューマートです。傘下にはフィリピンで一番大きい銀行BDO(バンコ。デ・オロ)があります。毎日のSMデパートやスーパーマーケットの売り上げは全部BDOに入るのですから、それは巨大な額が毎日入金されますよね。

そしてこのSMインベストメントを率いるヘンリー・シー氏は今年2014年に現在開業しているマニラベイ・エンターテインメント・シティの草分けソレイユ・マニラに続きベル・グランデ・マニラ・ベイを開業します。これでますます稼いでいくんでしょうね。

このマニラベイ・エンターテインメント・シティにはニノイ・アキノ国際空港第3ターミナルの前で開業しているリゾート・ワールド・グループを率いるアンドリュー・タン氏が2017年にリゾート・ワールドをこちらでも開業します。このアライアンス。グローバル(AGI)は42パーセント増益で不動産ディベロッパーのDMCIと85億ペソの増益と並びました。

一番の増益はメトロバンクを率いるGTキャピタルで55パーセントの増益でした。このメトロバンクグループはトヨタ。モータース・フィリピンを傘下にかかえています。

逆に減益となったのがフィリピンを代表する企業サンミゲル、31パーセントの減益です。これは為替差損で減益となったものの、コア利益ベースでは15パーセントの増益。収入ではダントツトップの5426億ペソでした。

ロビンソンやセブパシフィック航空を運営するゴコンウエイグループのJGサミットも減益。やはり為替差損をこうむりましたがコア利益ベースでは20パーセントの増益となっています。

フィリピン航空のオーナーであるルシオ・タン氏率いるLTグループは統合されたばかりですので、現状では何とも言えないですが、タバコと酒のディストリビューターであるこのグループは増税が重くのしかかりました。このルシオ。タン氏がフィリピン航空の全株式をサンミゲルグループにいよいよ売却するようです。

現状ではフィリピン航空も今までのやり方を変えてマニラ・東京便を1日3便に増便とぶち上げてきました。新しいマネージメントでのフィリピン航空の行方も楽しみです。

またJGサミットグループのセブ・パシフィック航空も成田や名古屋に路線を拡大、関西空港もデイリーになりました。

成田・クラークを申請しているタイガーエアー(シンガポール)をセブ・パシフィックが買収すると言う噂も流れていて、今年の航空業界はちょっと目が離せません。

また最新の情報をお届けしたいと思います。

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2013.12.11 Wednesday 01:06

銀行はフィリピンへの送金手数料無料にして被災者支援を

 台風ヨランダによる被害が深刻化する中、世界中の国々からの支援を受けて少しずつ復興への道を歩き始めたフィリピン。そんな中、独自の被災者支援を行っている銀行があります。
カリフォルニア州サンフランシスコに本拠があるウェルズファーゴです。この銀行はアメリカン・エクスプレスの創始者でもあるヘンリー・ウェルズとウィリアム・ファーゴによって1852年の創立された銀行です。
もちろん被災者にとって食料や水といった物資も非常に大事ですが、何と言っても現金もとても重要です。世界中に散らばっているフィリピン海外労働者の皆さんからの送金はフィリピン経済を支え、今回は被災者支援のお金も海外のフィリピン労働者から送られてきています。
そんな状況の下、フィリピン向けの送金手数料を無料にして少しでも送りやすいようにと実践している銀行です。11月26日から12月14日までこの銀行からフィリピンへの送金は無料です。
小野寺防衛相も被災地レイテ島でいみじくも「東日本大震災ではフィリピンの皆さんから支援をもらいました。今回は日本がお返しをします」と述べられたように、日本の産業界だけでなく、日本の銀行も支援をしてくれたらと思います。
カナダの銀行も数行、手数料を無料にしている銀行があるそうです。
この悲惨な状況を見れば何とか支援をしてあげたいと願います。
日本に居るフィリピン人や日本人もかなり送金をしていると思いますが、まだまだお金は日本からも送られていきます。どこか奇特な銀行さん、現れてくれないでしょうか。現在、地銀も含めて40行あまりが、フィリピンに進出しているんですから。

そんな銀行さんが現れたら、貯金もほとんどない状態ですが、持っている全額は全部その銀行さんに預けますよ。

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2013.11.11 Monday 14:41

フィリピンの大富豪 SMシューマート総帥 世界長者番付ランクイン

 SMシューマートと言えばフィリピンでは誰でもが知っているデパートです。基本的にはデパートとスーパーマーケットと小売店などが集まっているモールです。
東洋で一番大きいと言われているSMモール・オフ・エイシア。この巨大な地球儀のオブジェがランドマークになっています。夜には色とりどりのライトで人々を魅了します。
まだモール・オブ・エイシアができる前まではこのメガモールが一番大きなモールでした。現在はフィリピン中に39店舗のSMデパートがあります。
またSMDCという不動産ディベロッパーも参加にあり、あちこちにマンションを建築して販売しています。
このグループの総帥がヘンリー・シー氏。このほかにもいろいろな事業を手がけていますが、大きい事業としては銀行があります。フィリピンで一番大きな銀行がBDO、バンコ・デ・オロです。これもSMグループの主要企業です。
このヘンリー・シー氏がこのほどフィリピンで唯一人世界長者番付に72位でノミネートされたとブルームバーグ紙が伝えました。フィリピン人ではただ一人100位以内に入りました。
車椅子に座っている方がヘンリー・シー氏です。この方の資産総額は前年比8.9パーセント増の133億ドル(1兆3100億円)でフィリピンの本年度予算4兆7000億円の約4分の1に当たります。
SM AURAのオープンではサラ・ジェシカ・パーカーまで呼んでしまうほどの超大物です。
フィリピンには13人の1000億円以上の資産を持つお金持ちがいるということです。その資産総額は350億ドル(3兆4500億円)とのことです。ちなみにユニクロの柳井会長は187億ドルで39位。ソフトバンクの孫正義会長が127億ドルで83位だそうです。

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2013.11.04 Monday 22:38

2030年5人に4人は中間所得層に フィリピン

 アキノ大統領は専門技術教育に関するフォーラムで、「このままの経済成長を続ければ2030年までに、フィリピンの5人に4人が中間所得者層になる」と演説しました。
アキノ大統領は経済専門家の分析を基に、「フィリピンが高成長を維持すれば2019年には経済的な成熟度が上がり始めるスイートスポットに突入する」と話しています。
2012年のフィリピンの一人当たりのGDP(国内総生産)約2600ドル(約25万円)でしたが、2019年には6000ドル(約59万円)に達するとの見通しを大統領は示しました。

アセアン諸国のGDPを見てみましょう。
5480ドル タイ
3557ドル インドネシア
2587ドル フィリピン
1596ドル ベトナム

51709ドル シンガポール
46720ドル 日本
10381ドル マレーシア
日本よりもシンガポールのほうが断然GDPが高いんですね。もはや経済大国日本の面影はあまりありませんね。残念なことです。

現在6000ドル台となっている国は以下のごとくです。
6188ドル 中国
6568ドル ペルー
6691ドル ドミニカ共和国
あと6年後にはこういった国と肩を並べることになります。ちょっと期待していいのだか、悪いのか、良くわかりませんが、少なくても現在の2倍以上になることになります。
しかしながら、フィリピンが少しでも発展してフィリピン人が裕福になってくれたらうれしいかぎりです。

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2013.10.07 Monday 21:11

ムーディーズ フィリピン国債投資適格級に格上げ

 10月3日、アメリカの格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスはフィリピンのソブリン債の格付けを「Ba1」から「Baa3」に引き上げました。これはフィリピン国債が投資適格級に格上げされたということになります。
かつては「アジアの病人」と呼ばれたフィリピンですが、今やアジアの中でも屈指の成長率を誇る国となりました。
このムーディーズの格上げにより、大手3社の格付け会社が全てフィリピンのソブリン債を投資適格級に格上げしたということになります。フィッチ・レーティングスは今年3月にスタンダード・アンド・プアーズが今年5月にフィリピンのソブリン債を格上げしています。
フィリピンが構造的に低インフレ・高度経済成長にシフトしたこと、アキノ政権による財政運営の改善により成長を加速したことが大きな要因です。またインフラ整備の財政支出が増大したことも好感材料です。
フィリピンの4月ー6月の成長率は7.5パーセント、これは中国と同じでした。アジア開発銀行は今年のアジアの成長率を一律に下方修正しましたが、フィリピンの成長率を7パーセントと上方修正しています。

フィリピンが成長していくのは本当にうれしいことです。これからも日本と手を組んでアジアの平和と安全を守り、一緒に成長して行って欲しいと思います。

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2013.09.12 Thursday 12:13

躍進するファミリーマート

 フィリピンでファミリーマートの躍進が止まらない。8月末の時点でフィリピンのファミリーマートの店舗数が10店舗になりました。
昨日のブログでもお伝えしたように、今あちこちに「Soon to serve you」の看板を見かけます。
こんな看板がかかっている場所は知っているだけでも4箇所。パシッグに2軒、イーストウッドに1軒、マガリャネスに1軒。
この調子なら年内に30軒は間違いなく出店できるでしょう。一応広報では年内に30軒と謳っています。うまく行けば40軒まで伸びそうですね。
大好きなカントリーマアムも売っています。
さくさくパンダです。
メキシカンチップスのタコス味です。ファミリーマートは5年後までに300店舗を展開すると表明しています。

ファミリマートとミニストップがフィリピンにどんどん進出してくれるとうれしいですね。
あとでファミマに行ってカツどんでも買って来ようかな。

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2013.07.05 Friday 14:09

フィリピン コンビニ戦争

フィリピンのコンビニエンスストアが今、熱い戦いを繰り広げています。ダントツにトップを走るセブンイレブンに対して、地場のマーキュリー・セルフサービスと日本生まれのミニストップが追う展開です。
そこにもう一社がこの4月に参入してきました。これも日本生まれのファミリーマートです。マカティのグロリエッタ3に4月、1号店を開店して現在はマカティを中心として5店舗になりました。今年中には30店舗、5年後には300店舗まで展開する予定になっています。
フィリピンのセブンイレブンは台湾系の資本ですが、もちろんミニストップとファミリーマートは日本資本のコンビニチェーンです。しかし現在セブンイレブンはフィリピンに891店舗あります。今年末までに1000店舗を目標としています。
かたやミニストップはフィリピン全土で344店舗。セブンイレブンには大きく水を開けられています。セブンイレブンの全体のシェアは45%、マーキュリー・セルフサービスが33%、ミニストップが18%とセブンイレブンには遠く及びません。

ここでファミリーマートがどこまで頑張れるかというところです。日本資本とは言えいずれも現地資本との提携です。ファミリーマートはアヤラグループとルスタングループと提携、ミニストップはロビンソングループと提携しています。

何にしろ、ここはミニストップとファミリーマートを応援したいです。

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