イオンがグローバルGAPラベル付きのミンダナオ産バナナを販売へ Japan’s Aeon to sell TADECO bananas under agri best-practices label
JUGEMテーマ:海外生活
「あのイオンがぁあああっっっ」というツッコミはとりあえず置いておいてくださいね。
グローバルGAPとは何かからちょっと説明します。
グッド・アグリカルチュラル・プラクティス(Good Agricultural Practices)通称ギャップ(GAP)は、農業生産の環境的、経済的及び社会的な持続性に向けた取組みであり、結果として安全で品質の良い食用及び非食用の農産物をもたらすものです。
「ご存知のように多様化・成熟化した現在の消費生活は国産品に加え、外国で生産されている一次産品や、それらを原料とした加工商品などで支えられています。農林水産省が平成15年に実施した食料品消費モニター調査では、農畜産物の生産過程での安全性、輸入農産物・輸入原材料の安全性、製造・加工工程での安全性では、いづれも7割以上の消費者が不安をお持ちである事が伺えるデーターが公開されています。日本国内ではイオンがEUREPGAPなどを参考に2002年に独自の品質管理マネジメントシステムの中にGAPを開発導入しました。一方地方自治体や、その後民間のGAPが多々作られています。また農水省では2010年4月GAPの共通の基盤づくりガイドラインを公表しています。一次産品(農・水・畜産物)のGAPを通じた生産者自らの安全と持続的な生産管理の実践と情報発信は、関心の高い消費者の共感と信頼を得る1つの方法であると同時に、自らの事業の改善に結び付けられる取組みではないでしょうか?」
という説明がGAP事務局から出ています。
要するにGAPのタグを付けた「安全性の高い」バナナをイオンは販売します。ということなんですね。
このバナナ、ミンダナオ島のタグム市(Tagum City)で生産されるものです。
タグム・アグリカルチュラル・ディベロップメント・カンパニー(Tagum Agricultural Development Company, Inc. )通称タデコ(TADECO) は2013年にこのGAPの認証を受けてそれを維持しています。
フィリピンではこの会社だけが、このGAP認証を受けているそうです。
「TADECOのメリットは、市場と消費者の多くがグローバルGAP認証とその利点を認識することになります。時間が経つとそのマークがあちこちで診られるようになり、消費者はそれを要求することになるでしょう」とタデコの社長は話しています。
そして来月までには、WebサイトにGGN(Global GAP Number)ラベルの製品を掲載し、消費者が製品の製造元と販売先を確認できるようにすると付け加えました。
フィリピン最大のキャベンディッシュ種バナナ生産・輸出業者であるTADECOは今年、3,126万トンの生産量を計画しています。これは、不安定な気象のために2017年に比べて約10%低い数字です。
農業生産品の安全性が高まり、農業従事者の環境が改善され、環境が守られ、豊かになっていくのなら歓迎ですが、あのイオンじゃなぁーというのが正直な感想です。
やっぱり言ったちゃった!
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